和解者の声

60代 男性 肝硬変(軽度)

法律事務所には、関係書類の収集や医療機関への問い合わせから和解成立まで、助言と支援で大変お世話になりました。これらの助言や支援がなければ提訴や和解実現までに到底こぎつけなかっただろうという思いでいっぱいです。関係した周囲の皆さんには、あらためて感謝します。私は今、肝硬変をわずらって定期的に医療機関へ通院していますが、同時に肝臓がんに進行してしまうのでは・・・という不安を抱えて日々を送っています。今回の和解で給付金が支給されると聞いて、悩みの一つだった治療費への不安が緩和されることがせめてもの救いです。私と同じ境遇を抱える方には、提訴に向けて早く行動した方が良いと勧めたいです。なぜなら、カルテは一定期間になると廃棄されることを身をもって体験し、もっと早く手続きを進めていたらと後悔が残ったからです。提訴の門戸には期限があると聞いており、扉が閉じられないうちに踏み切って欲しいと思います。また、法律事務所など周囲の関係者の皆さんには、同様に困っている方たちへの支援をお願いしたいと思います。このたびはありがとうございました。

和解者

60代 女性 慢性肝炎

この度は静岡県弁護団の皆様、今まで道を切り拓いてくださった皆様大変お世話になりありがとうございました。私は第一子出産時の検査でキャリアであることがわかり、子供にも母子感染しています。子供のためにも私が証明しておかなければと思い、弁護士の先生に相談させていただきました。書類を整えるにあたっては、時には気持ちが萎えてくるようなこともありましたが、丁寧、親切に教えてくださいました。私自身がこれからどういう心境になるか分かりませんが、今回の和解が節目になりました。これからは殻にこもらず明るく過ごしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

和解者

50代 男性 慢性肝炎

相談の電話をしてから1年程で和解することができました。必要な資料を教えてもらい、仕事の合間に時間を作りながら順調に集めることができたからだと思います。薬代など病院にかかる費用が負担でしたが、無事に和解できたことで金銭的な不安が和らぎました。この度はありがとうございました。

和解者

70代 女性 慢性肝炎

私は二度もガンになってしまい、入院の際ウイルスが見つかりました。それからインターフェロンの治療薬を服用するようになりました。今でも半年に一度検査に通っています。弁護団の皆様にはいろいろな形でいろいろな事に救済していただき、こと細かにご指導をいただきほんとうにありがとうございました。心から感謝致しております。

和解者

50代 女性 無症候性キャリア

後ろめたさに似た生きづらさを感じながら過ごしてきた人生だったように思います。全てが晴れたわけではありませんが、自分を責めるのでなく、自己肯定感を持てるようになり気持ちが楽になりました。ご尽力いただきました方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

和解者

70代 女性 慢性肝炎

10年以上前、病院の血液検査で初めてB型肝炎と言われて、その時は何の事か分かりませんでした。先生に聞いてもあいまいな答えでした。その後、B型肝炎訴訟原告団・弁護団の活動を知り、国を相手に救済していただいたおかげで私も和解成立が出来ました。この先も何かあっても相談できることで安心して毎日を過ごせます。ありがとうございました。

和解者

50代 女性 無症候性キャリア

私がB型肝炎と診断されたのは、第一子妊娠での血液検査でした。「え?」と・・・B型肝炎に対して良いイメージを持っておりませんでしたので少しショックを受けました。出生した子供に処置をしていただき、こんなリスクがあるんだと「どうか無事大きくなってね」と祈ったことを覚えています。それから数十年、B型肝炎訴訟という言葉をよく耳にすることがあり、両親共にB型肝炎ではないことはもしかしたら集団予防接種感染なの?と疑問をもち説明会に参加すると同時に弁護団との面談。過去のカルテ入手、両親の検査結果など非常に手間のかかることがありましたが、それから2.3年経ったでしょうか。今回和解の通知をいただくことができてホッとしております。自らの力だけではこの訴訟に向き合うことは困難ですし、弁護団のみなさまのおかげと思っております。私は現在3か月に1度の血液検査と6ヶ月に一度のエコー検査で経過観察をする程度となっていますが、重症化されている方々など大変な状況ではないかと・・・。弁護団のお力を借りて和解する方々が増え、経済的にも心情的にも軽減できることを願っております。

和解者

20代 男性 慢性肝炎(二次感染)

当時、母からB型肝炎であると言われた際、私は目の前が暗くなる思いでした。社会の枠組みから外れた、必要とされない差別されてしかるべき存在であると言われている様に感じられてならなかったのです。しかしこの度、静岡弁護団の皆様のような方々がおられることがわかり、国との和解もなされ心が救われる思いでございました。これもすべて皆様のご尽力と御仏の導きに他なりません。この度の一件、心より御礼申し上げます。

和解者

70代 女性 慢性肝炎

今から40年以上前にさかのぼります。かかりつけ医から病気の時「血液検査をしてみましょう」と言われ、結果、肝数値(GOT・GPT)が異常に高く慢性肝炎と診断されました。ウイルス量も多く、インターフェロン注射などの治療も続けましたが、変化はありませんでした。新しい薬(核酸アナログ製剤)ができた時、主治医を総合病院に変え現在に至っております。薬の効果が効き安定した状態が続いています。いつも爆弾を背負った気持ちのままでしたが、やっと安心できる状況になりました。年4回の定期診断も悩みなく行くことができています。和解したお金は心のよりどころです。いろいろありがとうございました。

和解者

70代 女性(遺族原告)

平成24年1月に夫を亡くし、夏頃提訴しました。裁判については何もわからない(知らない)中で提訴でしたが、先生方には必要な書類の集め方や記入方法等親切に教えていただき、約1年半後の平成26年1月に和解に至りました。お世話になった弁護団の先生方にはとても感謝致しております。

和解者

70代 男性 慢性肝炎

B型肝炎発症した時は大変辛い思いをしました。2年で数回入退院を繰り返した。特別大きな差別はないが、歯科医では治療を受けられませんでした(今は治療できています)。和解後数年たちますが、かかりつけ病院と相談しながら年2回血液検査をしています。今は肝機能数値は安定しています。体調も良いです。治療を受けてから3、4年で抗体ができたと病院から知らせを受けました。仕事もパートですが頑張っています。これからも健康に注意し過ごしていきます。

和解者

60代 女性(遺族原告)

先日は国との間で和解が成立し、1つの区切りがついたと思っています。家族のために病を抱えながら一生懸命に働いてきた夫と、それを支えた家族にとって、区切りがつきました。これからは、夫の気持ちを胸に前向きに生活していけるよう努力していこうと思います。このたびは大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

和解者

70代 男性 肝がん

私がライトハウス法律事務所さんを知ったのは、たまたま二度目の肝がんで入院中、病院で読んだ新聞の肝炎訴訟の特集記事でした。当時私は、いつどこでB型肝炎ウイルスに感染したのか思い当たる節がなく、いつも疑問に思っていました。それで新聞記事を読み、もしかして自分も幼児期に受けた集団予防接種が原因ではないかと思い、退院後、記事に出ていた相談先のライトハウス法律事務所さんへ連絡をしました。その時に電話で応対していただいた女性の事務職員の方が私の相談を親切に聞いてくださり、提訴に備えて初期にそろえておく書類等を教えていただきました。
その後、ライトハウスさんから私の地元の弁護士さんを紹介いただき、裁判に必要な諸書類の収集や医師の診断書・意見書等の依頼等適切な助言をいただきました。今回私の裁判の最大のネックは、「母子感染ではない」という証明でした。母親は昭和59年に死亡しており、カルテ等も現存せず感染有無を証明する事は困難な状況でした。それも地元の弁護士さんから、母は術前検査時に血液検査を受けているはずだから手術を担当した医師に相談してみたらとアドバイスをしていただきました。それで医師に相談したところ、当時からB型肝炎ウイルスを含む感染症の血液検査を実施しており、諸般の状況から母はB型肝炎ウイルスには感染していなかったとの報告書を作成していただきました。
今回、国との和解が成立した最大の要因だと思っております。まだ国との和解が成立していない原告の方々も希望をもって一日も早く国との和解が成立することを心より願っています。最後になりましたが、適切な相談・助言・激励をして戴き、今回の和解成立にご尽力くださったライトハウス法律事務所の弁護士、事務職員、地元の弁護士先生、報告書を作成していただいた医師の皆様には大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

和解者

60代 男性 無症候性キャリア

私は無症候性キャリアで現在も通院しています。今のところ年2回の血液検査とエコー検査をやっています。特に異常は認められず普通の生活をしています。検査費用を負担していただき助かります。今後もしっかり検査をしていきたいと思っています。

和解者

70代 男性 肝がん

まず私の病歴です。36歳のころに献血の時の検査結果で、B型肝炎ウイルスキャリアであることが判明、43歳の時に肝炎を発症しました。以後は、最初の核酸アナログ製剤(ラミブジン)という薬が開発、承認され飲み始めるまで、14年間程1年に1回程度肝炎が悪化する日々が続きました。この間に私の肝臓が傷んで行ったものと思います。そして、64歳の時にいよいよ肝がんが発症、翌年再発し2回ともラジオ波焼灼で、入院、治療しています。その後は3か月ごとに血液検査・画像検査を実施し、ほぼ毎年何かが見つかるのですが、都度経過観察ということで何とかしのいでいます。核酸アナログ製剤は17年間飲み続けています。 肝がん治療をして頂いた主治医の紹介で、戦後の集団予防接種の感染による肝疾患患者への給付金制度を知りました。北海道原告団・弁護団が中心になって交渉して頂いた成果として、2011年成立した基本合意と給付金特別措置法のおかげで、我々後続の原告たちは、ある程度決まった手順で提訴から和解に至ることが出来ています。

和解者

70代 女性 無症候性キャリア

大変な手続きも弁護士の方に親切にしていただき、和解することができました。ありがとうございました。

和解者

60代 男性 慢性肝炎

まず初めにライトハウス法律事務所さんに感謝します。30代の時にB型肝炎キャリアと告知され不治の病とも言われ、いつも死を覚悟するようになりました。そして、苦しい治療でしたがインターフェロンも試し駄目でした。50代で慢性肝炎になり薬に頼る生活になりました。妻からは「あなたは運の悪い人だね」とも言われ、自分は何のために生まれてきたのかと考えることもありました。そんな時に新聞にライトハウスさんがB型肝炎の患者のために訴訟をしていることを知りました。自分ももしかしたらと思いお電話させていただきました。お蔭さまで和解が成立できました。それからは人生の考え方がポジティブになり、自分の人生そんな悪くもなかったと思えるようになりました。今とても幸せです。ライトハウスさんには感謝しかありません。

和解者

40代 女性(遺族原告)

肝細胞癌で父が亡くなり14年程になります。父は59才でした。今の時代100才の方が多くいらっしゃる中、59才で亡くなってしまった父はとても短い生涯でした。父は何度も入退院を繰り返し腹水が溜まり、下肢が象の足のようになり痛い思いや苦しい生活が続いていました。父の入院先の主治医が父の治療を最後までよくやってくれたと思っています。亡くなった父の解剖で今後の役に立てていただけるようならと解剖もしてもらいました。「B型肝炎」を身近で耳にすることがある方とまったく知らない方がいると思います。もっと健診や市の特定検診などで肝炎ウイルス検査をして多くの人に安心や治療をして欲しいと私は思います。早期発見のためには皆が検査をする必要があると思います。父のように若くして亡くなる人を減らすことも大事だと思います。

和解者

70代 男性 無症候性キャリア

平成28年か29年頃、慢性肝炎の治療を受けているときに、友人から「お前のB型肝炎もテレビや新聞で言われているB型肝炎訴訟の対象になるんじゃないか」と言われました。最初は面倒くさいと思いやり過ごしましたが、二度三度言われたので、かかりつけ医に相談したところ、保健所に行ってみなさいと指示されました。保健所に相談するとライトハウス法律事務所を教えていただきました。早速ライトハウス法律事務所へ電話しましたら、すぐに母子感染に関することを聞かれ手続きが始まりました。兄の協力もあり、母子感染でないことが判明し担当の弁護士が決まりました。要求される検査や書類を集めるのに苦労し途中で訴訟をやめようかという思いもありましたが、何とか私の集めた資料でOKとなりました。特に苦労したのは、私の担当医が「ジェノタイプ検査」や「診断書」など訴訟に必要な書類を発行する指定病院でなく効力があるかどうかわからなかったことです。私は仕方なく担当医発行の書類を提出しましたが、全てクリアできて良かったです。訴訟は1年半から2年程係ると言われていましたが、私の場合は開始から1年で和解に至りビックリしました。私の訴訟に携わって下さった皆様方には感謝しております。

和解者

70代 女性(遺族原告)

ライトハウス法律事務所の全員の方に心から感謝しています。

和解者

70代 女性 無症候性キャリア

この度、先生方のご尽力によりまして何も知らなかったB型肝炎についていろいろ教えていただき少しは自分の体のなぞを知ることができました。大変お世話になりまして本当にありがとうございました。

和解者

60代 男性 肝がん

31才の時に体調が悪くなり、B型肝炎の発病がわかりました。その時点で娘が5才と2才で成人になるまで養えるか、生きられるかと考え夜も眠れず精神不安になりました。退院後は(3か月入院しました)仕事の量も減りましたので当然減収になり、妻にも子供にも苦労させました。当時は感染原因もわからず25年経って集団接種によるものとわかり、育った時代を恨みました。現在は感染経緯もわかり、今後は同じ失敗で苦しむ人がなくなり笑って暮らせる世界にして欲しいと思っています。

和解者

70代 男性 慢性肝炎

B型肝炎と診断されたのが40年くらい前でした。血液感染だと聞き家族や他人に移さないよう注意して生活していました。13、4年位にだるさを感じ受診した所、数値が4桁近くなり投薬を8ヶ月位続け2ケタまで下がり慢性肝炎だと診断されました。そんな折り、B型肝炎訴訟の新聞折り込みが目に留まり半信半疑ではありましたが弁護士の方が対応しているとのことなので会場に足を運びました。初期費用はかからないと聞きお願いし必要書類・診断書を集めました(かなり苦労しました)。20年近いこともあり早々に和解を成立させていただき感謝しています。
後、大腸がんになり手術を経て年2回、血液・エコー・CTの検査を肝臓を含め行っており、現在は異常なく過ごしています。自身でも勉強をし、アルコール・タバコは一切口にしていませんし、肝臓に負担がかからない食事・運動をすると共に、規則正しい生活をしております。
あの時勇気をもって会場に行って本当に良かったと思います。

和解者

50代 女性 慢性肝炎

私は20代の時の血液検査でキャリアと判明し、それから30年近く無症状でした。その後慢性肝炎となり今に至っています。私自身、特に偏見や差別といったことはほとんどありません(キャリアであることを言わなかったので)。ただ、和解となって一区切りついたという思いはありました。これまで国と戦ってくださった多くの方がいたからと感謝しております。
皆さんも和解が済んだから国に対するうらみや不満が晴れることはないと思います。だけどそれを引きずらず前を向いてほしいと思います。私もできる限り明るく楽しく普通の暮らしをしていたいと思っています。

和解者

70代 男性 慢性肝炎

何年もかかって和解が成立に至るには、はまゆうの小宮山先生はじめライトハウスの皆々様にも大変お世話になりました。重症ではないので日常生活には変わりありませんが、気持ちがスッキリしない毎日でした。同じ状況下で悩まれている方々が大勢おられることと思います。その方たちのためにも引き続き弁護団の方々にはご協力をお願い申し上げます。今回は本当にご努力戴き和解にこぎつけられたことありがとうございました。

和解者